自民党の新しい選挙対策委員長に就任した小渕優子氏は、経済産業大臣の辞任に繋がった政治資金規正法違反事件について、声を震わせながら「決して忘れることのない傷として歩みを進める」と記者会見で述べました。
自民党 小渕優子 選対委員長
「私自身は誠意を持ってご説明をさせていただいてまいりました。あのときに起こったことは、政治家として私がこれから歩みを進めていく中で、心に反省を持ち、決して忘れることない傷としてその歩みを進めてまいりたい」
小渕氏をめぐっては、2014年に関連政治団体の政治資金収支報告書に虚偽記載が発覚し、当時、東京地検特捜部の捜索前に事務所のパソコンのハードディスクがドリルで穴を開けられ、廃棄されていたことなども分かっています。
小渕氏は経済産業大臣を辞任し、その後、元秘書が有罪判決を受けましたが、「説明が不十分」との批判が続いています。
小渕氏はきょうの会見で、「もし何か私に必要なお話があるということであれば、おっしゃっていただければ」とも話し、説明責任を果たす意向を示しました。
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