特養ホームの孤立者全員救出「パン1枚で過ごした」(19/10/13)

各地で大きな被害を出した台風19号。少なくとも21人が死亡、そして20人が行方不明になっています。埼玉県川越市の特別養護老人ホームが近くを流れる川の決壊で孤立状態となりました。13日午後に入所者ら124人全員の救助活動が終わりました。

 (山岡秀喜記者報告)
 特別養護老人ホームの入所者たちを救出するボートの発着点です。川の氾濫によって浸水したため、300メートル先の施設に向けて約10艇のボートを使って消防などが救助作業にあたりました。入所者たちは建物の上層階に移動をして救出を待っていました。
 救助された人:「(浸水して)移動した。低い所から高い所の部屋へ。それが大変だった。パン1枚で一日過ごしたからね」
 川越市は越辺川などが氾濫し、広い範囲にわたって水浸しになりました。障害などで介助が必要な人を自衛隊や消防など240人余りの態勢で救助にあたりました。午前11時前から始まった救出作業。最初は職員を含めた124人で、午後5時15分に救助が無事に完了しました。約6時間の作業時間。けが人はいません。当初は200人以上が孤立して全員を救出する予定でしたが、隣接するケアハウスの入所者については安全性が確保されたため施設にとどまることになりました。川越の日の入り時刻は午後5時10分ごろということで、なんとかギリギリ明るいうちに救助が間に合いました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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