羽田空港での日本航空と海上保安庁の機の衝突事故の原因が明らかに。
1月2日、東京の羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突し、炎上するという重大な事故が発生しました。この事故で、海上保安庁の乗組員5人が死亡したとのことです。
国土交通省の航空局によると、羽田空港のC滑走路で、着陸したばかりの日本航空機と、出発しようとしていた海上保安庁の航空機が衝突しました。通常、着陸する航空機と離陸する航空機が交互に同じ滑走路を使用することはあり得ますが、同時に使用することはないはずです。逆の場合も同様で、交互の使用はあっても、同時には行われません。
今回の事故では、日本航空機には滑走路への進入許可が出ていた一方で、海上保安庁の航空機は滑走路の手前での走行が指示されていたことが明らかになっています。このため、なぜ滑走路上で衝突が起きたのかという疑問が残ります。
1月3日からは、国の運輸安全委員会による本格的な調査が開始され、両機のパイロットや管制官の指示内容、パイロットの指示の認識の仕方などが、事故原因の解明の焦点になると考えられます。
C滑走路は閉鎖が続いており、炎上した日本航空機の残骸がまだ残っている状態です。機体の撤去と滑走路上の障害物の点検が行われた後に再開される予定ですが、それには時間がかかる見込みです。
C滑走路以外の3本はすでに運用が再開されていますが、3日は年末年始のUターンラッシュのピークで、本来の離着陸機が多い状況です。そのため、3本の滑走路のみでの運用は困難とされています。
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