韓国・光州 解体ビル倒壊で路線バスが下敷き 9人死亡

【ソウル=時吉達也】韓国南部・光州で9日午後4時20分ごろ、解体作業中の5階建てビルが崩壊し、停留所に停車中の路線バスが下敷きになった。乗っていた9人が死亡、8人が近隣の病院に搬送されたが、重傷を負った。聯合ニュースなどが報じた。
死亡した9人は10~70代の男性2人、女性7人。日本人の被害者は確認されていない。
事故が起きたのはビルの再建築に向けた解体工事現場で、この日が作業初日だったという。作業員4人は直前に異変に気付いて避難し、けがなどはなかった。捜査当局は違法な請負契約に伴い、契約外の孫請け業者が作業にあたっていた疑いがあるとみて調べている。
付近の監視カメラには、崩壊した建物や足場が一瞬でバスを覆い、粉塵(ふんじん)が上がる様子が捉えられていた。
救助作業は同日夜まで、消防隊員ら約140人態勢で行われた。消防当局は、残骸の撤去に数日かかるとの見方を示している。

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