『チェルノブイリ1986』2022年5月6日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
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「人類史上最悪の原発事故」といわれる1986年のチェルノブイリ原発事故の実話に基づく映画『チェルノブイリ1986』(5月6日公開)の本編映像が解禁された。病院に到着した若き消防士アレクセイが目にした現実とは?
1986年4月26日、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国プリピャチのチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故。この未曾有の大惨事は、のちに超大国のソ連が崩壊した一因になったとも言われ、数多くのドキュメンタリーが作られた。本作『チェルノブイリ1986』はこの実際に起きた事故を一般市民の視点から描いたヒューマン・スペクタクル巨編。全世界を未曾有の危機から救うため命を懸けた消防士の物語だ。
このたび解禁された本編映像は、主人公の若き消防士アレクセイが病院で目を覚ますところから始まる。爆発したチェルノブイリ原発から病院に到着したアレクセイは、突然名前を呼ばれ起こされる。「ああ、どれだけ寝てた?」とだるそうに問いかけるアレクセイに、白衣の女性が「吐き気は? 気分はどう?」と矢継ぎ早に質問する。
アレクセイの「平気だ」の一言に女性は「それならよかった。放射線科医のジーナよ。あなたを連れに来たの。外で待ってるから着替えて」と急いだ様子で話し、病室から出て行ってしまう。
アレクセイが不安そうに周りを見回すと、同僚のニコライが窓の外に向かって何かを言っていた。「ダメだ、帰れ」と声を荒げるニコライ。それを見た看護婦が「窓から離れてください。困ります」と注意をする。
アレクセイは外にいるのがニコライの家族たちだと気づく。チェルノブイリ原発にいた人間は汚染のせいで隔離されているのだ。「隔離を? 俺たちが?」と尋ねるアレクセイに「放射線の反応は人それぞれ。5分で死ぬ人も5時間浴びても平気な人も。14レムで幸運ね」と看護婦が告げる。
病室の外も戦場のようだった。「汚染された服は地下に。今、着いた人は入り口で服を脱いで」と大きな声を出す看護婦の横を足早に歩くアレクセイだったが…。
監督と主演を兼任したダニーラ・コズロフスキーは、本作を制作するにあたり事故の当事者である消防士、医師、エンジニアらにインタビューを行ったという。「モスクワの第6病院で働いていた女性医師とのインタビューでは、胸が締めつけられる思いがしました。彼女は原子炉建屋の炎を消すために最も苦しんだ消防士たちが、最初に入院してきたときのことを話してくれました。若くて陽気な消防士たちは冗談を言い続けていましたが、医師たちはもうすぐ全員が死んでしまうことを知っていたのです」と明かしている。
『チェルノブイリ1986』は5月6日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
作品情報
チェルノブイリ1986
2022年5月6日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
製作・監督・主演:ダニーラ・コズロフスキー『ハードコア』
製作:アレクサンドル・ロドニャンスキー『殺人狂騒曲 第9の生贄』
出演:オクサナ・アキンシナ『ミッション・イン・モスクワ』、フィリップ・アヴデエフ『LETO-レト-』
原題:Chernobyl 1986
2020 年/ロシア/ロシア語/135 分/シネスコ/5.1ch
字幕翻訳:平井かおり/字幕監修:市谷恵子/配給:ツイン G
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公式サイト chernobyl1986-movie.com
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