「ダイハツで市が潤う」「3人産むとダイハツ車使える」不正発覚へのお膝元の市民の声(2023年12月21日)

大阪に本社があるダイハツ工業。新たに見つかった国の認証取得の不正を受け、国土交通省が12月21日午前、立入検査に入りました。

 (担当者)「(立ち入り検査に)全面的に協力させていただいて1日も早い信頼回復に取り組んでいきたいと考えています」

 国内の軽自動車市場で3割のシェアを占めるダイハツ。今年4月に乗用車の衝突試験で不正が発覚してから半年あまり、国内外の全ての車種で出荷を停止する事態となりました。

 (ダイハツ 奥平総一郎社長 12月20日)「自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止めております。誠に申し訳ございせんでした」

 不正が確認された車は64車種にのぼり、ダイハツがトヨタ・マツダ・SUBARUの3社に供給している車も含まれています。衝突試験の不正が行われていた滋賀県の工場では…。

 (工場の従業員)「短納期が原因だと思います(Q現場に過度なプレッシャーが?)正直あると思います」

 第三者委員会が公表した報告書によりますと、不正は34年前の1989年から始まっていて、新たに25の試験項目で174件の不正が見つかったということです。

 (第三者委員会・委員長 貝阿彌誠弁護士)「本件問題でまずもって責められるべきは、不正行為を行った現場の従業員ではなく、ダイハツの経営幹部であると考えております」

 突然の出荷停止という発表に、2週間前に契約して納車を待っていた女性はこう話します。

 「納車がずれ込むとかそういう連絡は全くきていません。私の車はどうなるんだろうと思いました。お金を払ってますからね、全部」

 ダイハツのお膝元、池田市の市民に話を聞くと。

 「(Qどんな印象?)自分が住んでる地区の企業なんで残念ですね。次、買いかえるとしたらダイハツにしようかなと思っていましたから、ちょっと揺らぎますね」
 「車は持ってないですけど私の友達もみんな乗ってますし、池田市って子どもを3人産んだらダイハツの車を使わしてもらえるというのがあって、お友達も利用してるんですよ。赤ちゃんが乗る車なのでショックですね」
 「怖いですよね。車って事故も多いですし、安全じゃないと。ダイハツがあるから池田市も潤うじゃないけど、そういうのがあると聞くので。きちんと内容を精査してもらって、謝るところは謝って直す所は直して、見直してもらわないと信用性にかけると思うので、そういうところをこれから見ていきたいと思います」

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