新型コロナウイルスが5類に移行されてもうすぐ1か月。子どもたちの間でRSウイルスなど様々な感染症が流行っているといいます。
(街の人)
「子どもが最近保育園に行き始めたけど、4月5月で熱を何回も出して、5月は連休もあったし半分くらいしか行けなかったです」
「先週か先々週くらいにインフルエンザとかノロウイルスとか聞きました」
6月6日の朝、大阪市生野区の「くぼたこどもクリニック」で診察を受けていたのは38℃の発熱があるという3歳の男の子でした。インフルエンザとコロナの検査を受けましたが、結果は陰性。薬を飲んで経過をみることになりました。この小児科ではコロナだけでなく様々な感染症の患者が増えているといいます。
医師の久保田恵巳院長は、コロナ禍で免疫を得られなかった子どもがウイルスに感染しているのではないか、と指摘します。
(くぼたこどもクリニック 久保田恵巳院長)
「免疫が獲得できてこなかった子というのを感受性者と言います。その感受性者がインフルエンザだけじゃなくてRSウイルスもアデノウイルスもそうですし、コロナの間の2~3年に蓄積していた子が一気にウイルスにかかっていくと、もちろん大きな流行にはなりえます」
1歳2か月の男の子は6月6日の朝に発熱して受診しました。
(男の子の母親)
「朝が37.5℃で、少しずつ上がって、38℃を超えたので。保育所でRSウイルスが流行っているみたいですね」
発熱の原因は何なのか?診察の結果は…。
(診察する久保田恵巳院長)
「のども大丈夫やね。熱が出始めたの今日やもんね。検査はさすがに早いかなー。風邪薬にして、熱が続いたら明日以降に検査でもいいですか?」
症状が出始めのころは検査をしても結果が出ないため、翌日まで様子をみることになりました。現在はコロナ禍とはまた違った難しさがあると久保田院長は話します。
(くぼたこどもクリニック 久保田恵巳院長)
「インフルエンザとRSウイルスはある程度タイミングが決まっていることが多いですけれども、今回はそれがちょっと予想がつかない状況になっています。診察が難しい。検査を狙ってやるというのがなかなか難しい」
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