岸田総理大臣は、来月中の取りまとめを目指す新たな経済対策の柱をこの後、表明します。対策の柱には物価高対策などが含まれ、いわゆる「年収の壁」についても対策を打ち出す見通しです。経済対策には電気代やガス代、ガソリン代の負担軽減などを中心とした物価高対策のほか、企業の構造的な賃上げや投資拡大を後押しするための施策が盛り込まれる見通しです。物価高対策では、年末まで延長が決まった、電気代とガソリン代の補助を来年以降も延長するかが焦点です。岸田総理は26日関係閣僚に指示を出し、来月中の取りまとめを目指します。
松野官房長官「賃上げや投資拡大など、新たなステージに入れるかどうかの正念場にあると認識しています」
岸田総理は、経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を秋の臨時国会に提出する方針を明言していて、今後、政府・与党で議論が本格化します。また、パート従業員などの収入が一定額を超えると社会保険料の負担額が増えて手取りが減るいわゆる「年収の壁」についても対策を発表する見通しです。
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