裏金疑惑が政権中枢に及びました。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派の事務総長も務めた松野官房長官側が派閥側からキックバックを受け、1000万円を超える収入を報告書に記載していなかったとみられることがわかりました。
自民党・安倍派の政治資金パーティーでは、各議員側が集めたパーティー券の収入が割り当てられたノルマを超えると、派閥側から議員側に払い戻されるなどキックバックがあり、一部の議員の政治団体は収入を政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていた疑いがあります。
その後の関係者への取材で、松野官房長官側もキックバックを受け、収入を政治団体の収支報告書に記載していなかったとみられることがわかりました。
金額は5年間で1000万円を超えるとみられます。
松野官房長官は2019年9月から2年余り、派閥の事務総長を務めていて、東京地検特捜部は収支報告書の不記載についていきさつを調べるものとみられます。
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