モンゴルの平原に70年前の歴史の謎を解く鍵が今も残っていた。ソ連軍の3つの「巨大秘密基地」と鉄道跡。スターリンの対日侵攻意志を裏付けるもので、当時の日本軍の兵站常識を覆す発見だった。しかし、JR山手線沿線がすっぽり入るほどの巨大な基地を、いつ、どのように作り、日ソ開戦時、どのように機能したのかなど、多くが謎のままだ。
そんな中、満州国皇帝・溥儀を護送する際、急遽、この巨大基地を使うよう護送ルートを変更していたことを掴んだ。溥儀の身の安全を確保するための極秘作戦の1つだったことが関係者の証言で明らかになった。 さらに調べを進めると、シベリア・ザバイカリエ地方に、モンゴルの巨大基地から満州侵攻に参加した兵士が今も生存していることがわかった。
当時を知る人々の証言から、ロシアの研究者ですら知らなかった巨大秘密基地の重要性を浮き彫りにし、満州国が崩壊した歴史背景を解き明かす。
(2016年5月29日放送)
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