アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は9日、IMF=国際通貨基金が開催した討論会に参加し、今後の金融政策について必要であれば追加利上げをためらわないとの考えを改めて示しました。パウエル議長は、インフレ率が目標の2%に到達するまでにはまだ長い道のりが残っているとの認識を示し、現行の金融政策が十分に抑制的かどうか確信が持てないと述べました。その上でさらなる引き締めが必要となれば「ためらうことはない」と強調しました。今後の金融政策については堅調な経済指標に惑わされ、早期に緩和に転じるリスクと、引き締め過ぎるリスクの両方に対応できるよう、慎重に判断するとしています。
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