37 - 東アジア反日武装戦線 - 1974&1975

37 - 東アジア反日武装戦線 - 1974&1975

「終曲」 (斎藤和 作)
  凍てた花はすぐ枯れる。
  でも新しい芽は割れ
  水は音を立てて流れ始める。
  君と一緒なら
  でもわたしには
  戦が待っている。

六七、八年ころには和君は
爆弾闘争をまじめに考えていて、
ロープシンの『蒼ざめた馬』を
どうとらえるかというのを、
自分がやることとして、
自分が投げる爆弾がどうなるか、
いつも真剣に考えていた。
アナーキスト選ぶというのは、
爆弾選ぶというのと
同義語ではないにしろ類義語だと思う。
アナーキズムの伝統としても。

五・一九逮捕の前は
ぼくも数カ月尾行付きで、
七五年の四月二八日だったかな、
西荻窪のロフトというライブハウスで
坂本龍一と二人でマルチメディアの
ライブをやろうとしていた。
「君が代」というタイトルなんだけど、
そのときは尾行のレベルではなく、
警察がロフトを脅して
中止させたということがあった。
尾行のレベルを超えて、
露骨に脅しに入ったんだ。
それでぼくも緊張して
「何があったのか」と思っていた。
それで逮捕を新聞で見て、
「ああ、この一カ月の状況はこれだったんだな」
と分かった。
(竹田賢一さんに訊く カズ君の思い出)

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