約2000年前に書かれた聖書の原型ともいえる「死海文書」が新たに発見されました。今回の発見は65年ぶりです。
歴史的な発見があったのは、中東の死海のほとりに広がるユダヤ砂漠で、調査隊はロープを付けて崖を降りなければたどりつけない横穴、通称「恐怖の洞窟」で発掘を続けてきました。
イスラエル考古学庁によりますと、発見されたのは約2000年前に書かれた巻物の断片20個ほどで、ギリシャ語で旧約聖書にある「ゼカリヤ書」の一節などが書かれていました。
神の名前だけがヘブライ語で書かれていたということです。
このほか、約1万年前に作られた世界最古とみられる編みかごや、自然にミイラ化した6000年前の子どもの遺体も発見されたということです。
この地域で発見された古代の文書は死海文書と呼ばれ、聖書の原型を知るうえで貴重な資料となっています。
また、多くの謎が残されているため、世界的な関心を呼んできました。
1947年に初めて発見されて以降、何度か見つかっていましたが、今回は65年ぶりの発見となります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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