ガザ市包囲もハマス徹底抗戦 戦車に爆弾置き捨て身の攻撃 イスラエル「本格侵攻へ」

砂煙を上げガザ地区内部を進むのは、イスラエル軍の戦車。
地上作戦を続けるイスラエル軍は、戦闘の様子を公開した。

青いライトで照らされた戦車の内部とみられる狭い空間には、複数の兵士の姿があった。
交戦中の兵士は、額にびっしりと汗をかいていて、緊迫した状況がうかがえる。

イスラエル軍の報道官「テロ組織『ハマス』の中心地であるガザ市の包囲を完了した」

イスラエル軍は、ハマスが実効支配するガザの中心都市・ガザ市を包囲し、いよいよ本格侵攻を進めると発表した。

ガザ地区では、国連パレスチナ難民救済事業機関の避難所となっていた学校が爆撃を受け、市民らがあわてて校舎へと避難。

一方のハマスも、徹底抗戦を続けている。

ハマス側が公開した映像。
トンネルから出てきたとみられる戦闘員が茂みの中から見つめていたのは、ゆっくりと進むイスラエル軍の戦車。
すると、ハマスの戦闘員は、イスラム教の聖典を唱えながら戦車に駆け寄り、車体に爆弾を置くと急いで離脱。

その直後、大きな爆発音が響き、さらにロケットランチャーのようなものが発射されると、戦車から大きな炎が立ちのぼった。

ガザ地上作戦を強めるイスラエル軍を、市街地で迎え撃つハマス。

10月7日から続く衝突によるガザ地区の死者は9,061人。

今後の戦闘激化で被害の拡大が予想される中、日本時間3日午後、アメリカのブリンケン国務長官がイスラエルに到着。

このあと、ネタニヤフ首相らと会談する予定で、民間人の被害を最小限に抑えるための措置などを協議する見通し。

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