乗客乗員520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故を巡り、遺族がボイスレコーダーなどのデータの開示を求めた裁判で、東京地裁は遺族の請求を退けました。裁判は事故で夫を亡くした遺族が起こしたもので、遺族側は「夫がどのように死に至ったか知るために重要な情報」だと訴え、日本航空側には情報提供義務があるなどと主張していました。きょうの判決で東京地裁は、情報提供義務があるとは言えないとした上で、日本航空と遺族が損害賠償請求について和解していることを挙げ、「情報提供義務があったとしてもすでに消滅した」と請求を退けました。
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