がん患者ら亡くなる直前1カ月に体の痛みや辛さ(2020年10月31日)

がんなどで亡くなった人の遺族5万人を対象にした調査で、患者の約4割が亡くなる直前の1カ月の間に痛みやつらさを感じていたことが分かりました。

 国立がん研究センターは、2017年にがんや心疾患などで亡くなった患者の遺族約5万人を対象に療養生活の状況や亡くなるまでに受けた医療について調査を行いました。その結果、亡くなる直前の1カ月に体の痛みやつらさを感じた患者は全体の約4割で、がん患者の割合が最も高かったことが分かりました。理由として最も多かったのが「医師が対応してくれたが不十分だった」というもので、緩和ケアなどが十分に行われていない実態が明らかになりました。また、患者と医師の間で終末期の療養などについて話し合いがあったのは全体の約2割程度でした。国立がん研究センターは「患者の緩和ケアや家族との話し合いなどは改善していく必要がある」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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