【武力衝突が激化】イスラエル軍が被害集落を公開  空爆続くガザ地区では…

パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」と、イスラエルによる武力衝突が激化するなか、イスラエル軍は、ハマスによる住民虐殺が行われたとする集落を報道陣に公開しました。一方、ガザ地区では、イスラエル軍による大規模な空爆が続いています。

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11日午後4時ごろ、JR渋谷駅前ではイスラエル大使館が主催し、イスラム組織「ハマス」による大規模攻撃を非難する集会が開催されました。

10日、イスラエル軍はハマスによる住民虐殺が行われたとするクファール・アザのキブツ=生活共同体を報道陣に公開しました。

いたるところに残された遺体。住宅に押し入ろうとしたのでしょうか、カギのあたりに弾痕が集中したドアもありました。地元メディアによると、この集落では少なくとも100人以上の住民が殺害され、このうちおよそ40人が乳児や幼児だったということです。「頭を切り落とされた赤ちゃんもいた」との兵士の証言も伝えられています。

ハマスの襲撃を受けた際、自宅のシェルターに赤ん坊とともに21時間身を隠し、辛くも生き延びたという生存者の夫婦に話を聞きました。

クファール・アザの生存者
「(ドアが開けられそうになり)これで終わりだと思いました。私たちの罪のない小さな赤ちゃんはまだ寝ていました。どうしたらいいのか、わかりませんでした」

ドアを破壊したのは救助にきたイスラエル兵でした。しかし、知人の多くと連絡が取れなくなっているといいます。

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イスラエル・レム近郊で行われていた音楽祭は、ハマスによる襲撃で260人以上が死亡しました。現場から避難する参加者のドライブレコーダーには、路上の人物が映っていました。銃を構えたハマス戦闘員です。発砲され、フロントガラスにひびが入りました。その後も複数の戦闘員が次々に発砲し、別の車にぶつかって止まりました。運転していた人がどうなったかはわかっていません。

イスラエル軍は報復として、11日未明もガザ地区への大規模な空爆を続けています。

ガザ地区で暮らすパレスチナ人ジャーナリストのアルアッカードさんは空爆下の街の様子を撮影し、ネットで公開しています。イスラエル軍からは攻撃の直前に警告が出されるといいますが…

パレスチナ人ジャーナリスト アルアッカードさん(22)
「友人の家に逃げて10分足らずで(イスラエル軍から)警告が来ました。『これから爆撃するから避難しろ』と。どこに逃げろっていうの」

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こうしたなか、EU=ヨーロッパ連合は10日、緊急の外相会議を開きました。ボレル上級代表は、イスラエルがガザへの電気や水などを遮断する「完全封鎖」を発表したことなどは「国際法に違反している」と非難し、ハマスとは別組織であるパレスチナ自治政府への支援は続けるべきだと強調しました。

今回の武力衝突でこれまでに、ガザで950人(ガザ保健当局による)、イスラエル側で1200人が死亡(地元メディアによる)しています。

アメリカ政府によるとアメリカ人少なくとも14人が死亡し、20人以上が行方不明になるなど、外国人の犠牲者も多く出ています。
(2023年10月11日放送「news every.」より)

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