衝突から4か月・・・癒えないガザの子どもたちの心の傷

イスラエルとパレスチナのイスラム組織・ハマスが激しい戦闘を行ってからまもなく4か月になりますが、現地で支援を行っている日本のNPOによりますと、子どもたちの心に深刻な被害が出ているようです。

 5月、イスラエルによる空爆を受けたガザ。死者は256人。66もの幼い命が奪われました。あの空爆によって、子どもたちはひどい心の傷を負いました。

ガザ地区に住むファラさん(11)
 「すごく怖く感じました。怖すぎて指をかじってしまうくらいでした」

 指をかじってしまうほどの恐怖。現地で支援を行う日本のNPOによりますと、ガザの子どもたちには様々な反応が出ていました。

NPO「パレスチナ子どものキャンペーン」 半田彩夏さん
 「夜に眠れないとか、小学生ぐらいの男の子とか女の子でも、おねしょが続いてしまうということがありました」

 この他にも、▼見かけた人を殴ってしまいそうになるくらいイライラした、▼多くの子供たちが空爆の音におびえて泣き止まない、▼お父さんとお母さんの後ろをずっとついて離れないといったケースも。

 そして、悪夢から4か月が経とうとしている今でも、その影響は深刻です。
NPO「パレスチナ子どものキャンペーン」 アラア・サッケルさん
 「学校に行きたがらない子どももいます。空爆で破壊された学校があるからです。子どもたちがガザで一番影響を受けているのです」

 空爆で傷ついた子供たち、1人1人にも当然将来があり、夢があります。
ガザ地区に住むジーナさん(12)
 「ジャーナリストになりたいです。パレスチナのことを伝えるのです」
ガザ地区に住むハリール君(12)
 「医者になりたいです。外国で勉強して、ガザに帰って患者さんを治したいです」

 しかし、今回のような空爆、そして幾度となく起こる衝突が続けば、子どもたちの将来にも影響を及ぼしかねないとNPOの半田さんは、懸念しています。

NPO「パレスチナ子どものキャンペーン」 半田彩夏さん
 「将来について、前向きに考えられないという状態が起こってしまうので、子どもたちへの心理サポートを提供していく。重点的に行っていきたいと思います」

 大きくなっても夢を持ち続けられる心を持てるよう、子どもたちに寄り添ったケアとサポートを続けていくことが求められています。(04日16:33)

#ガザ  #パレスチナ  #イスラエル 

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