【奪われた青春】私たちの手で取り戻す!”卒業公演”実現へ  ダンサーたちの奮闘記『every.特集』

今月5日に行われたダンス公演。踊っていたのは、おととしお茶の水女子大学の舞踊教育学コースを卒業した14人。本来なら3年前に行われるはずだった卒業公演。しかし、緊急事態宣言の中、中止に。長引く感染拡大にダンスを披露する場も失い、卒業を迎えた。

大学時代にできなかった卒業公演を、自分たちの手で取り戻したいと奮闘した女性たちの思いに迫る。

メンバーをまとめるのは、現在ダンサーとして活動する加藤理愛さん。「最後の作品を発表できていない…見てもらわないと意味がない」と話す。14人全員でお客さんの前で踊ることで初めて気持ちの整理もできるという。

ただ、練習するにも学生時代にはなかった様々な課題が。ほとんどが社会人のため、練習で全員が揃うことはない。仕事が休みの土日に、朝から夜まで練習するため、みんなクタクタ。関西や四国に住むメンバーはそれぞれの場所でひとりで練習。そんなメンバーのため全体の練習風景を撮影し細かい動きを動画で共有する。

さらに、本来の卒業公演であれば大学が準備してくれていた会場や事務手続きなど、すべての準備を自分たちで行わないとならない。理愛さんは「100パーセント作品(ダンス)に集中していられない。こういう壁があるのかと実感した」と話す。

そんな中、公演の2週間ほど前、新型コロナ陽性となるメンバーも。濃厚接触者となるメンバーはいなかったが、理愛さんはみんなに注意を呼びかける。

音響や照明のスタッフとの打ち合わせが行われた日、みんなが着ていたのは3年前に卒業公演で着るはずだった衣装。メンバーの家に眠っていた14人分のくつしたもようやく開封された。本番1週間前。久しぶりにコロナに感染していたメンバーが練習に合流。みんなが休憩する間も遅れを取り戻そうとひとり練習に打ち込む姿があった。

ただ、この日はチームを引っ張る理愛さんも仕事で参加できず…集まったのは14人のうち8人。地方からメンバーが上京した本番前日も、集まったのは13人。初めて全員がそろったのは、本番当日の朝だった。

コロナに奪われた3年遅れの卒業公演。その結果は…。
(2023年2月13日放送「news every.」より)

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