Distortion(1977) 作曲:中野和雄

Distortion (1977)
1977年に書いた曲。できる限り作為的身振りを遠ざけ、時折サステインペダルで響きを淀ませたり、風鈴の音でピアノの音を異化させたりしながら、淡々と音を連ねていく。そのドラマティックでも物語的でもない、耳を澄ます時間の中で、抒情や憂慮や耽溺といった情の気配を刹那的に感じ取り、想いを遊ばせて行く。いわば無為の音楽。当時は、そうした音との接し方を虫の音に聴き入る感興になぞらえていた。(作曲:中野和雄)

ミライシキ -未来式- 35
「動悸と冥想 田中聰、中野和雄、加藤めぐみの作品による」
2019年12月14日(土)音楽専用空間クレモニア ホール

出演
木部与巴仁(キベダンス)
森川あづさ(ピアノ)

中野和雄(作曲)NAKANO Kazuo
作曲を松平頼暁に師事。近藤譲、高橋悠治、戸島美喜夫からも作曲や音楽のあり方について学ぶ。
1978年、作曲家 伊藤祐二、湯浅誠一、関口昌樹とgroupFORを結成。90年までに11回の作品展を企画・開催。1990年にCD『作曲の自由』を制作・発売。2015年より作品発表活動を再始動。2017年12月に連作「些細の音楽」を中心とする作品個展を企画・開催。2019年1月「ミライシキ公演 聴こえてくるダンス-田中聰と中野和雄の作品による-」にてコラボレート。

木部与巴仁(キベダンス)KIBE “Dancer” Yohani
詩と音楽を歌い、奏でる「トロッタの会」、ダンスと詩と音楽「メドゥサの環 -wa-」、森川あづさとの「ミライシキ -未来式-」シリーズなどを通じ、ダンスと音楽の可能性を探ってきた。原点は、1997年刊の著作『伊福部昭 音楽家の誕生』(新潮社)にある。

森川あづさ(ピアノ)MORIKAWA Azusa
1985年埼玉県出身。都立芸術高校音楽科を経て東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。現在はミライシキのほか、ソロ演奏、バンド「teenage slang session」「UYAMUYA」で活動中。

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