先ほど、東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=149円台をつけ、およそ11か月ぶりの水準まで円安が進みました。アメリカでは、金融引き締めが長引くとの観測から、長期金利が上昇しています。
一方、きのう、大阪市で開かれた講演会で日銀の植田総裁は、2%の物価安定目標の達成について「不確実性はきわめて大きい」と話し、大規模緩和を継続する姿勢を改めて強調しました。
市場では大規模緩和を続ける日本と金利差がさらに拡大するとの見方から、運用でより高い利回りを見込めるドルを買って、円を売る動きが強まりました。
一方、政府からは円安の進行をけん制する発言も。
鈴木財務大臣
「今の市場の動きを高い緊張感を持って見ているところだが、過度な変動については、あらゆる選択肢を排除することなく、適正な対応を取っていきたい」
鈴木財務大臣はきょうの会見で「過度な変動は好ましくない」と話したうえで、「海外当局との意思疎通を図っている」などと明かして市場をけん制しました。
円相場は節目となる1ドル=150円に迫っていて、市場では、政府・日銀による円買い・ドル売りの為替介入への警戒感が高まっています。
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