リラックスした表情で写真に収まる女性。
8月から行方がわからなくなっている、長野・大町市の高校1年生・仁科日花さん(16)。
行方不明から3週間以上たっても有力な情報はなく、警察は20日、顔写真などの公開に踏み切った。
「イット!」は21日午後4時過ぎ、仁科さんと同じクラスの友人に話を聞くことができた。
仁科さんと同じクラスの友人「特に仲のいい子たちの中の1人だった。一緒にお昼も食べていました。朝も(教室に)入ってきたときに必ず『おはよー』って言ってくれる。夏休み明けてちょっと暗くなったのかな? くらいな感じで、ちょっと疲れてるのかなみたいな」、「口数が減ったような気がします」、「まさかいなくなるとまでは思っていませんでした」
夏休みが明けてから、暗くなったように見えたという仁科さん。
警察によると、8月29日の午後10時ごろ、家族が自宅で見たのを最後に行方がわからなくなった。
仁科さんは身長167cmで体重58kg、黒髪のショートボブで、普段はコンタクトレンズか眼鏡を使用しているという。
行方不明になった際の服装は、白の長袖シャツに紺色のふくらはぎ丈のキュロット、白のスニーカーを着用。
水色のリュックサックを持っていたという。
また、現金数万円が入った白い2つ折りの財布も持っていたとみられる。
仁科さんが住むのは、山に囲まれ住宅が点在する地区。
周囲は自然に囲まれていて、防犯カメラなどはないように見える。
娘が仁科さんの親友だという母親は、娘から「いなくなる前日もいつも通りだった」と聞いたという。
仁科さんの親友の母親「娘は、仁科さんがいなくなる前日も一緒に帰ってきて、『またね』と言って別れたそうです。その翌日にこんなことになってしまった。1日でも早く戻ってきてほしいです」
こうした中、21日、新たにわかったことが。
警察によると、仁科さんは数日分の着替えを持って家を出た可能性があるという。
また、行方不明になる直前、自宅に家族宛ての書き置きを残していたことも明らかになった。
行方不明になった翌日、仁科さんと同じクラスの友人は、先生から仁科さんの最近の様子を聞かれたという。
仁科さんと同じクラスの友人「放課後に(先生に)呼ばれて『実は彼女が家出してしまって』と聞かされて、対人関係で問題はなかったか、大きな変化はなかったかとか聞かれました」、「とにかく無事でいてほしいです」、「『お帰り』って言ってあげたいですね。帰ってきたときも、今までと同じように接していこうかなと思う」
仁科さんの携帯は現在つながらない状態で、警察はこれまでに有力な手掛かりがないことから、引き続き情報提供を呼び掛けている。
情報提供は、「長野・大町署(0261-22-0110)」まで。
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