籠池泰典受刑者(70)と妻の諄子受刑者(66)が3月13日、大阪拘置所に収容されました。刑務所に移送される見通しです。
(学校法人森友学園 籠池泰典受刑者)
「私どもは今般、服役することとなりました。一句を、『神ともに 再審請求 花笠道中』」
3月13日午前10時、大阪市内で会見を開いた籠池泰典受刑者と妻の諄子受刑者。自分たちを有罪だとする判決は承服できないと繰り返しました。
2017年、泰典氏が理事長を務めていた学校法人森友学園が小学校の開校を予定。そのための豊中市の国有地が不当に安く売却された疑いが浮上しました。籠池受刑者らが当時の安倍晋三元総理の夫人・昭恵氏とも親しい関係だったことから、値引きの背景に安倍元総理らの関与や、官僚の“忖度”があったのではないかと取りざたされました。
(安倍晋三元総理 2017年2月 衆院予算委)
「私や妻が関係していたということになれば、これはもう、まさに、私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」
そして2017年7月、大阪地検特捜部に逮捕された夫妻。容疑は詐欺や詐欺未遂でした。小学校の建設費を偽って補助金を申請するなどして、国や大阪府市などから計約1億7000万円をだまし取ったとされました。
2021年6月、MBSの取材に応じた夫妻は次のように話しました。
(籠池泰典氏 2021年6月)
「安倍さんとか菅さんとかの自公連立政権、これに対して自分は日本の国というふうなものを守っている“新撰組”でありたい」
大阪高裁は2022年、泰典氏に懲役5年、諄子氏には懲役2年6か月とする実刑判決を言い渡しました。そして、最高裁が夫妻の上告や異議申し立てを退けたことから、2023年1月に判決が確定しました。
そして、3月13日。
(籠池泰典受刑者)
「判決の内容に承服することはできませんが、わが国の法制度を尊重し、これに従う所存です」
この会見の後、一緒に大阪高検へと向かった2人。出頭する直前には夫妻で腕を組んでいました。疑惑が明るみに出て約6年、真相が明らかになる日は来るのでしょうか。
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