今年最大の新規株式公開を達成したソフトバンクグループ傘下のイギリスの半導体設計大手「アーム」。幹部は「AI=人工知能の業界の中核を今後も占める」と自信を見せました。
「アーム」はナスダック市場に14日に上場し、株式は公開価格を25%上回る63ドル59セントで取引を終了。時価総額はおよそ650億ドル、日本円で9兆5000億円あまりと、今年世界最大の新規株式公開となりました。
アーム社役員 ディプティ・ヴァチャニ氏
「アームの技術が広く浸透していることの証です。AI(人工知能)とコンピューターがあるところには、必ずアームが存在します。きょうはそれを祝う日です」
アームは半導体の設計図の開発で世界をリード。2016年にソフトバンクグループがおよそ3兆3000億円で買収していて、孫正義社長は「AI革命で中核を担う会社」と期待を寄せています。
アーム社役員 ディプティ・ヴァチャニ氏
「ソフトバンクは私たちをとても信頼してくれていますよね。2016年以降、アームが市場向けに供給した製品はすべて彼らの支援によるものです。アームはAI産業の中核となるでしょう」
一方で、AIが犯罪などに利用される危険性も指摘され、規制を求める声があがるなど、業界の先行きには懸念もあります。
アーム社役員 ディプティ・ヴァチャニ氏
「技術に影響を与える最善の方法は競争に参加することです。ただ座って決断を下すだけでは何の役にも立ちません。アームはAI業界への参画に非常に力を入れています。私たちは何年も前にAIに対する立場を明確に記しています。安全な技術を開発し続ける限り、信用され続けるはずです」
AIブームに乗って投資家の期待を集め続けることはできるのか。今後も市場での動きが注目されます。
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