戦争を止めるには「プーチンをあんさつ」という回答 教育現場でどう伝える? ウクライナ危機

教育現場では、子どもたちにどのように伝えているのでしょうか。

大阪市立北津守小学校では3月、ロシアによるウクライナ侵攻について6年生に授業を行いました。

これは、授業の中で児童に書かせた質問表です。

ほとんどの子どもが侵攻のことを知っていました。

質問の中の、「戦争を止めるために必要なことは?」という項目では、「プーチン大統領を暗殺する」といった意見も少数ながらありました。

【大阪市立北津守小学校・辻信行校長】
「「プーチンを暗殺してしまえばいい」という意見がありました。TikTokでそういう意見が出たようですけれどもじゃあそれで本当に解決するかなあと問い返したらみんが議論をして「それでは解決しない」と。やっぱり、話し合いが大事だとたくさんの子が書いてくれましたのでそういう意味ではこの勉強は子どもたちにとってとても大事なものになったのではないかと考えています。」

親が気づかないうちに、子どもたちの目に映っているかもしれない戦争の凄惨な映像。

子どもへの支援活動を行うセーブ・ザ・チルドレンは今回の軍事侵攻について、「子どもたちが何を見聞きしたのか耳を傾ける時間を持つことが大切だ」と話します。

【セーブ・ザ・チルドレン赤坂美幸さん】
「正しい情報の取り方、その情報がいつどこで誰が発信したものかといったようなことを子供と一緒に話しながら、大人がサポートしていっていただきたい。今、起きてることは、「大人が解決すべき問題なんだよ」と伝え、子供たちは今まで通りに遊んだり、友達に会ったり嬉しいと思う事はするといいんだよとぜひ子供に安心感を促してほしい」

カンテレ「報道ランナー」2022年4月11日放送
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