台湾有事想定で机上演習 元防衛大臣らが参加 反撃能力保有前提で初(2023年7月16日)

 民間のシンクタンクが台湾有事を想定したシミュレーションを行い、国会議員や元政府高官らが参加しました。2日目の16日は中国が台湾に対して武力攻撃を行った設定で日本の対応を検討しました。

 総理大臣役・小野寺五典衆院議員:「中国が台湾に武力で侵攻するという兆候がかなり強く見られております」

 総理や各省庁の大臣役を現役の国会議員が務め、国内の対応やアメリカとの調整内容を検証しました。

 防衛大臣役・木原稔衆院議員:「この5年間で一定の継戦能力は保有することができましたので、当面は戦えると思っておりますが、反撃能力ということも視野に入れながら考えていただきたい」

 今回のシミュレーションは政府が2022年に「安保関連三文書」を改定したことを受け、「反撃能力」を保有している設定で初めて行われました。

 そのうえで、参加した議員らによって南西諸島への自衛隊の展開方法や反撃能力を行使する判断基準などの課題が議論されました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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