日大アメフト部をめぐる違法薬物問題で、警視庁はきょう覚醒剤と大麻を所持したとして大学3年の部員の男を逮捕しました。
記者
「日大アメフト部員の男が警視庁の捜査員に連れられていきます」
日本大学アメリカンフットボール部員で3年生の北畠成文容疑者(21)は先月6日、東京・中野区の寮の部屋で覚醒剤2片と乾燥大麻を所持した疑いがもたれています。
大学側や警視庁には去年から薬物使用に関する情報提供が複数回ありましたが、大学側が聞き取り調査を行うに留まっていて、去年12月には警視庁がアメフト部に薬物防止の講義を行っていました。
その後、警視庁が大学側にさらなる実態調査を求めたところ、大学側は先月になって寮の点検を行い、北畠容疑者の部屋から植物片などを回収していました。
捜査関係者によりますと、北畠容疑者は逮捕前の事情聴取に対し、「自分が持っていたものだ」と容疑を認めていたということですが、覚醒剤については「使用していない」と話していたといいます。
日大アメフト部をめぐっては、悪質タックル問題を受け、5年間休止されていた関西学院大学との交流戦が4月に行われ、北畠容疑者はこの試合で有力選手として注目されていました。
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