台風6号が九州に接近しています。九州は線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
台風6号は屋久島の南の海上にあって、あさってにかけて九州の西の海上を北上するでしょう。この台風の特徴は動きが遅いことです。影響があさってにかけて長引くでしょう。九州を中心に記録的な大雨になりそうです。特に、台風の湿った空気がぶつかる九州山地で雨雲が発達する予想です。宮崎や鹿児島では総雨量が1000ミリ近くになるおそれもあるので、土砂災害や川の増水に厳重に警戒してください。
あす夕方にかけて予想される雨量は、九州南部で400ミリ、九州北部と奄美で300ミリ、四国で250ミリ、東海で200ミリ、近畿で150ミリとなっています。あさってにかけてさらに雨量は増加し、平年の8月1か月分の2倍の雨量が数日で降る所もありそうです。また、九州は台風の危険半円に入るため、立っていられないほどの暴風が吹き荒れるでしょう。
あすは関東から西の太平洋側でも、短時間に猛烈な雨が降るおそれあるので、台風から離れた地域も油断は禁物です。
そして、あらたに発生した台風7号も危険な台風です。太平洋高気圧の風に流されて、今週末から来週にかけて、本州に近づくおそれがあります。お盆休みで帰省や旅行を計画している方は、最新の台風情報を確認し、安全な行動を心がけてください。
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