6歳児と祖母と4人『次男同居後に異変』近所の人や神戸市の話…過去トラブル起きた人も(2023年6月26日)

神戸市の草むらで6歳の男の子の遺体が見つかった事件。家族に何が起きていたのでしょうか。

 6月22日、神戸市西区の草むらで、近くに住む保育園児・穂坂修ちゃん(6)の遺体がスーツケースに入った状態で見つかりました。背中を中心に多数の殴られた痕が広がっていて、6月19日ごろに外傷性ショックで死亡したとみられています。

 事件発覚のきっかけとなったのは、6月20日の午後11時過ぎ、自宅から7kmほど離れた神戸市垂水区内の路上で、修ちゃんと同居していた祖母が車いすに乗りケガをした状態で保護されたことです。

 (保護した男性)
 「目にクマができていました。目が茶色で薄暗い明かりの中でもわかりました。衰弱しているみたいには見えました。ちょっと歩いて2~3歩いったら崩れたので」

 警察は、祖母を自宅の押し入れで監禁し鉄パイプで背中を殴るなどしてケガをさせたとして、長女の穂坂沙喜容疑者(34)、次男の大地容疑者(32)と、そのきょうだいの朝美容疑者(30)、朝華容疑者(30)を逮捕しました。警察によりますと、祖母は押し入れの外から鍵をかけて監禁されていたとみられるということです。

 祖母と逮捕された4人、そして沙喜容疑者の息子の修ちゃんは同居していました。しかし、修ちゃんの姿がなかったため、警察が沙喜容疑者に尋ねると…。

 (沙喜容疑者)
 「きょうだい4人で自宅からスーツケースに入れて草むらに運んだ」

 自宅近くの防犯カメラの映像。修ちゃんが亡くなったとされる6月19日の午後5時前、気温が28℃にもかかわらず長袖でフードを被った4人が映っています。1人は大きなスーツケースを引いています。

 家族に何が起きていたのか?沙喜容疑者を知る人は次のように話します。

 (沙喜容疑者を知る人)
 「育児に対してはすごく悩んでいた部分はある。暴力を振るうようなお母さんではなかったし、ランドセルもという話をした記憶があるんですよ。来年小学校やねんという話をした」

 しかし、近所の住民らは去年12月頃から“ある異変”が起きていたと言います。

 (近所の住民)
 「一方的に男の『命令聞かれへんのか!』っていう声。(Q大地容疑者が来てから変わった?)変わったね、全然変わっている」

 大地容疑者が家族と同居し始めて以降、子育て支援をしていた神戸市も異変を感じていました。

 (神戸市こども家庭局 丸山佳子副局長)
 「今年1月までは(保育園に)登園しておられたんですが、今年2月以降は保育園を休みがちになっておられました」

 大地容疑者はどのような人物なのか。娘が小学校の同級生だったという男性がMBSの取材に応じました。

 (娘が大地容疑者と同級生だという人)
 「大地容疑者にうちの娘がケガをさせられた。足を出したので、そのまま足が引っかかって、牛乳瓶を持ったまま階段の踊り場まで落ちた。右手にガラスの破片がささったということで、ほぼ指が一時動かなくなって、まだ今もちょっと指が曲がった障がいが残っている」

 捜査関係者によりますと、逮捕された容疑者のうち1人が「大地容疑者の指示で祖母に暴行した」と話しているということで、警察は修ちゃんに対する暴行についても大地容疑者が指示していた可能性もあるとみて捜査しています。

▼MBS NEWS HP
https://www.mbs.jp/news/

▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1

#6歳児 #事件 #祖母 #きょうだい #次男 #異変 #神戸市 #MBSニュース #毎日放送

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事