日大アメフト部員が違法薬物を所持した疑いで逮捕された事件で、大学側が去年11月に薬物に関する情報を得ていたにもかかわらず、聞き取り調査に留まっていたことがわかりました。
日本大学アメフト部員の北畠成文容疑者（21）は、寮の部屋で覚醒剤2片と乾燥大麻を所持した疑いがもたれています。
去年11月に大学側や警視庁に対し、「部員が大麻を使用している」という情報提供がありましたが、関係者などへの取材で、大学側が部員への聞き取り調査に留まり、「問題はなかった」と結論付けていたことがわかりました。
それ以降も情報提供があり、警視庁が今年6月に大学側に調査を促し、先月、寮の点検を行ったところ、北畠容疑者の部屋から植物片などを回収しました。
林真理子理事長は家宅捜索前日に「違法な薬物はまだ確認されていない」と説明して以降、取材に応じておらず、6日の午後は横浜市のホテルで小説家として講演を行いました。
林理事長は8日に会見を行い、今回の事件について説明する予定です。
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