新型コロナウイルスの影響でキャンセルが相次ぎ、浜松市に本社を置くブライダル業者が経営破たんし、地裁浜松支部に民事再生法の適用を申請しました。営業は継続していく予定だということです。

 4月21日夜、民事再生法の適用を申請したのは、結婚式の貸衣装業者の「ラビアンローゼ」と、その関連会社で結婚式場の運営を手掛ける「ウインクル」の22社です。
<寺田亘輝記者>「浜松市の街中にある、華やかな建物が目立つこの結婚式場は、ウインクルが運営していました。新型コロナウイルスが、業績悪化に追い打ちをかけました」
 帝国データバンク浜松支店によりますと、近年は、結婚式をしない人が増え、小規模な式で済ませる志向も高まったことなどから、結婚式場と貸衣装がともに売り上げが減少していました。これに加えて、2020年に入ってからは、新型コロナウイルスの影響で、予約のキャンセルが相次ぎ、資金調達のめどが立たなくなりました。
<式場の近所に住む人>「びっくりしました。(最近は)全然人がいないなと思っていた」
 代理人の弁護士によりますと、負債総額は、両社あわせて約33億円にのぼり、事業を譲渡する方向で検討していますが、営業はこれまで通り続けて、すでに入っている予約にも対応できるということです。

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