札幌市ススキノのホテルで男性が殺害された事件から2週間が経ちました。
立ち去った人物の行方や今後の捜査のポイントについて専門家に聞きました。
沼田 海征 記者:「事件があったススキノのホテルでは、2週間たったいまも規制線が張られています」
札幌市の繁華街・ススキノのホテルで、刃物のようなもので首が切断された男性の遺体が発見された事件。
男性と一緒にホテルに入った人物の行方はわかっておらず、警察は捜査本部を設置し殺人と死体遺棄の容疑で捜査を進めています。
徳島県警で殺人事件などを担当してきた”リーゼント刑事”こと秋山博康さんは、2週間という期間について証拠を固めている段階ではないかと分析します。
元徳島県警 捜査一課 秋山 博康 さん:「被害者周辺の人物を特定して容疑があるか、その捜査を進めているところでしょうね」
また推測される犯人像について、秋山さんは…
元徳島県警 捜査一課 秋山 博康 さん:「殺害する刃物・首を切断するための刃物を準備してホテルに向かっているということは、顔見知りの人物による計画性のある犯行かな」
男性と一緒に入室した人物は、上下白っぽい服装につばのある黒い帽子を目深にかぶり、黒っぽいスーツケースを持っていたということです。
入室からおよそ3時間後、上下黒っぽい服装に変わっていてスーツケースを持ちホテルを立ち去りました。
そしてホテルを出て南方向におよそ180メートル進みましたが、なぜか引き返してホテルまで一旦戻り、その後、西方向に向かいました。
沼田 海征 記者:「男性と一緒にホテルに入った人物が西方向に立ち去る姿が防犯カメラに写っていたということですが、その先のカメラにはうつっておらず、南北に通り抜けて逃走した可能性があるとみて警察が行方を追っています」
今回の事件は不特定多数の人が利用するホテルが現場になりました。
秋山さんは、警察は慎重に証拠を集めざるを得ないと話します。
元徳島県警 捜査一課 秋山 博康 さん:「犯罪現場というのは証拠の宝庫なんですよね。色々なDNAが現場にあったとしても本当に犯人のDNAかを特定して男女を特定する。ここがやはり重要なので、綿密に現場検証をやらないといけない」
男性と一緒にいた人物の行方がわからないまま2週間が経ちました。
警察は立ち去った人物の行方を追うとともに、全容解明へ捜査を続けています。
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