中東のレバノンに逃亡している日産のカルロス・ゴーン元会長が６日、オンラインで記者会見を開き、逃亡を決断した経緯などを明かしました。
ゴーン元会長は、金融商品取引法違反などの罪で逮捕・起訴され保釈中だったおととし１２月、飛行機でレバノンへ逃亡しました。今回、書籍を出版するにあたり、日本外国特派員協会が主催する記者会見でレバノンからオンラインで質問に答えました。
カルロス・ゴーン元日産会長
「２つの悪いニュースを聞きました。１つは私が妻と会えず、話もできないことです」
ゴーン元会長は、「逃亡を決断したのは出国の４日前」と明かし、逃亡の理由としては、弁護士から「保釈中には妻と会うことも話すことも許されない」「裁判は長期間にわたる見通し」と知らされ、「公正な裁判への希望を失ったから」と話しました。
また、裁判については「元側近のケリー被告だけが逮捕され、日産の他の人は笑っている状況で不公平だ」と話しました。（06日22:10）
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