メタ社 無料の新SNSあすリリース 閲覧制限でユーザー混乱のツイッターに対抗(2023年7月5日)

 ツイッターの閲覧制限でユーザーに混乱が広がるなか、インスタグラムを提供しているアメリカのIT大手「メタ」がツイッターに対抗して、6日から新たなSNSを開始します。

■ツイッター 1時間経たずに“使えない状態”

 ツイッターのオーナーであるイーロン・マスク氏が「閲覧回数の制限」を発表してから4日。街では、ツイッターを閲覧できないという人が続出しています。

 街の人:「ツイッターが暇つぶしのツールなので。(閲覧できず)『きょう一日ダメだ』って絶望」「情報を友達と共有しようと思ったら、制限かかっちゃって見られないっていうのがあって不便」

 実際に、番組スタッフがツイッターを使い続けてみると、使い始めて1時間も経たずに、「制限に達しました」という表示が出て、使用できなくなりました。

 現在、閲覧できる投稿の数は、無料の未認証アカウントで一日1000件、有料の認証済みアカウントでも一日1万件に制限されています。

■ラーメン店「武器の一つがなくなると痛い」

 さらに、影響はこんな所にも出ていました。

 横浜市・日吉の学生街にあるラーメン店は、店内だけでなく、10年以上、ツイッター上でも客と交流し、地域に愛される店として親しまれてきました。

 日吉武蔵家 小林馨店長:「だいぶ痛いですよね。5000~6000人くらいいるので、フォロワーが。やはり、学生だと卒業していっちゃうじゃないですか。地方行ったりするので。そこで情報で見てもらって、近くに来たら食べに来てもらう。(ツイッターは)そういう武器の一つだったが、そのツールがなくなるというのは痛いですよね」

■専門家 スレッズは「新たにデビューしやすい」

 ツイッターの「閲覧回数の制限」による混乱が広がるなか、フェイスブックやインスタグラムを運営するメタ社は、6日から、ツイッターに対抗し、無料の新SNSサービス「スレッズ」をリリースします。

 このスレッズは、文字を使ったテキストベースの会話アプリで、丸いアイコンや「いいね」を表すハートマークなどツイッターとそっくりの画面構成になっています。

 英語や日本語など30以上の言語に対応していて、専門家は今後、世界中で使われる可能性があると話します。

 ITジャーナリスト 石川温氏:「インスタグラムって、ユーザーが世界で20億人というふうに言われているが。そういったユーザーが新たにデビューしやすいというところが非常に大きい。一気にユーザー数が増える可能性は十分にある」

(「グッド!モーニング」2023年7月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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