大阪のクリニックでも「マイナ保険証」によるトラブルが起こっていました。
大阪市中央区の小畠クリニックでは約２年前から専用の機器を導入してマイナ保険証にも対応してきました。
（小畠クリニック 小畠昭重院長）
「登録できていませんとか該当者ありませんとか出てくるのは、今までで２０件くらいですかね」
例えば国民健康保険に加入しているある患者は、引っ越しから半年経ってもマイナ保険証の情報が更新されていないため、保険の資格情報が“該当資格なし”となっているといいます。
（小畠クリニック 小畠昭重院長）
「保険証は大阪市中央区の保健証を持って来ているんだけれども、マイナンバーカードでみるとまだ昔の住所のままになっているから、オンラインの資格確認ができない。健康保険証があれば保険証の情報を確認して、例えば時間内であれば協会健保の方に電話をしてこの人の資格は間違いないですかと確認したりします。結局まだ健康保険証は手放せないですよね。マイナンバーカードで全然登録できていないから」
立て続けに起きているマイナンバーをめぐるトラブルを受けて、５月２４日に岸田文雄総理は国会で次のように話しました。
（岸田文雄総理）
「信頼というものがあってこそのマイナンバーカードであると思います。重く受け止めなければなりません」
街の人に話を聞きました。
（マイナカードを持っている人）
「普通に怖いですよね。クレジットカードみたいに解約できるわけじゃないですよね、きっと。なのでどうしたらいいんですかね」
（マイナカードを持っていない人）
「全然ダメやと思いますよ。そこに色んなことがもっと紐づけされるっていうことがやっぱり一番賛成できない」
（マイナカードを持っている人）
「最初は仕方がないんじゃないかなと。どうしてもかかわる人数が増えると、しょうもないミスって起きちゃうのかなというのはあるので。とはいえ防げるところはあると思うので、基礎の徹底みたいなところなのかなと思います」
（マイナカードを持っている人）
「そんな感じはしたけどな。役所のすることやし。見切り発車が多いからちゃう、政府のやっていることが。（マイナカードでトラブルは？）使ってないからわかれへんな。使ったんポイントだけやな」
「あっという間になくなった、あんなん。（支払いで）ペイペイペイペイ言うてるうちになくなったよな、あんなん」
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