堀内担当相 きょう退任 答弁で立ち往生批判も

堀内ワクチン担当大臣が今日退任します。就任から半年、“大抜擢”といわれた堀内氏でしたが、実績を残せたのでしょうか。

堀内詔子ワクチン担当相
「私の政治家の人生にとって、あの…本当に…あの…、貴重な経験でしたし、全力で取り組んできたと思っています」

今週、最後の会見で言葉を詰まらせた堀内詔子ワクチン担当大臣。閣僚の枠が今月いっぱいで1つ減るのに伴い、半年間務めた閣僚を今日で退任します。

岸田総理は内閣の“目玉人事”として当時、当選3回だった堀内氏を大抜擢。

首相周辺
「女性の堀内さんが、河野さんが作ってくれたやり方で進めてくれれば良い」

岸田内閣では河野・前大臣と比べワクチンの権限の多くを厚労省などに移したため、“ワクチンを軽視していたのではないか”との指摘もあがりました。ところが就任後、オミクロン株の拡大スピードが早く、3回目のワクチン接種は前倒しが急務となったのです。

しかし、不安定な国会答弁で批判をあび、質疑が一時中断する場面も目立ちました。

周辺からは「メモを見ないように」とのアドバイスを繰り返し受けるものの、国会や会見の場で自らの言葉で語ることは在任中ほとんどありませんでした。

堀内大臣周辺
「一生懸命やってきたんだから、クビにされたわけではない」

3回目接種の接種率は現時点で41.0%。まさに“道半ば”での担当大臣の退任。ワクチンの担当は松野官房長官が引き継ぎますが、4回目接種の議論も始まる中課題の残るワクチン接種を前に進められるのか、岸田内閣の手腕が試されています。
(31日16:13)

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