警視庁は19日午前8時半ごろから、歌舞伎俳優の市川猿之助さんの両親の遺体の司法解剖を都内の病院で行っていましたが、さきほど、その結果を発表しました。
警視庁によりますと、両親の死因はともに「向精神薬中毒の疑い」で、特異な外傷はなかったということです。両親の体内から向精神薬の成分が検出され、警視庁は今後、薬物について鑑定を行います。
家宅捜索の結果、自宅からは睡眠薬のようなものは見つからず、処方の有無や摂取の方法についても捜査する方針です。自宅の中には土足の跡が確認できず、第三者の介在はなかったとみられ、死亡に至ったいきさつをさらに詳しく調べる方針です。
死後の経過時間については、解剖を始めた19日までに1日から2日間程度が経過しているということです。
また、猿之助さん自身の向精神薬の服用については「不明」としています。
警視庁は自宅から複数のスマートフォンなどを押収しています。
また、猿之助さんは会話ができる状態かどうか不明だということですが、既に入院していた病院から退院したということです。警視庁は猿之助さんに対する聞き取りを19日は行っておらず、回復を待って事情聴取を行う方針です。
今、悩みを抱えているという方は、「日本いのちの電話」などの相談窓口があります。
厚生労働省のホームページでは、このほかにも様々な相談窓口が紹介されています。
＜相談窓口＞
日本いのちの電話
・フリーダイヤル0120-783-556
毎日:午後4時～午後9時
毎月10日:午前8時～翌日午前8時
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