19日の日曜日は父の日です。お父さんに日頃の感謝の気持ちを伝えられる絶好の機会ですが、実は「負担に感じている」という声もあるようです。
「愛知・長久手市の農産物の直売場です。いまこちらでは、子どもたちが描いたお父さんの似顔絵が展示されています」（記者）
売り場の壁一面に貼られた、お父さんの似顔絵。にこやかな表情や、どこかたくましさを感じる、お父さんも。売り場の一角にも、ほほえましい似顔絵が並んでいます。
「プレゼントだけでなく、子どもに絵を描いてもらい感謝の気持ちを伝えてもらえたら」（あぐりん村 あぐり事業部 藤田真人さん）
買い物客は「父の日」について…
「『いつもありがとう』の思いを込めてプレゼントを用意しようと思う」（買い物客）
「いつも父の日の飾りを見て『あっやべぇ』となる」（買い物客）
展示は「父の日」の19日まで行われ、終了後には、施設で人気の「ミニソフトクリーム」の引換券がプレゼントされます。
ライフスタイルの変化でプレゼントも多様化
一方、こちらは、名古屋市内のイオンモール Nagoya Noritake Garden。
約150の店舗が入るなか、定番商品から、ちょっと変わった贈り物までおすすめを一挙にご紹介。
人気はメンズのボクサーパンツ
まずは定番から…
「父の日ギフトで人気はメンズのボクサーパンツが人気があります」（GUNZE副店長 寺島えりかさん）
100種類以上のボクサーパンツが揃いますが、注目は伸縮性のある素材で作られ、ウエストにゴムがないタイプ。
締め付けがなく長時間座っていても楽だそうです。
サンダルタイプのスリッパも人気
他にも、1000円以下で買える蒸れにくいサンダルタイプのスリッパも人気です。
カラフルな色づかいで気分も明るくなるスリッパ。
梅雨のじめじめした日も快適に履けます。丸洗いもOKです
続いて、家族みんなが癒されるグッズ。
発売から40年のロングセラーを誇る入浴剤「御嶽山」
2袋入りのお値打ちなセットが新登場しました。
クッキングパパにはぴったりのグッズ
また最近では、キッチングッズも選ばれているそうです。
「いまは男性のほうが調理道具に凝っていたり、一緒にお料理される夫婦も多いので男性の方が凝ってフライパン選びに来ることが多いです」（MEYER 副店長 三谷明紗希さん）
「マキシム」のフライパンとクッキングスプーンのセットは、ガス、ＩＨともに対応している26センチの使いやすいサイズで、クッキングパパにはぴったりです。
チェック柄にあしらわれた星々は銀河をイメージ
最後は予算5000円を少し超えた、ユニークな一品。
プラネタリウムのオリジナルグッズがお父さん向けにも用意されているんです。
それが、チェック柄にあしらわれた星々は銀河をイメージ。
仕事の合間、広大な宇宙に思いを馳せる…ことができるかもしれません。
半数のお母さんが「父の日を負担に感じたことがある」
各地で盛り上がりをみせる「父の日」商戦。一方で、街ではこんな声も…
Q：父の日いつ？
「何日ですか？お店のチラシを見ないとわからない」（街の人）
「母の日は、忘れずに（プレゼントを）あげるが、父の日は忘れがち」（街の人）
「母の日」に比べて、ちょっぴり影が薄めな「父の日」。
ピザハットが、15歳以下の子どもを持つお父さんとお母さんにアンケート調査を行ったところ半数近く(48．9％)のお父さんが、「父の日は家族と一緒に過ごしたい」と回答。
しかし、実際に2021年、どう過ごしたのか聞くと「何もしてもらっていない」という答えが最も多く、「一緒に過ごした」を上回りました。
お父さんたちの理想と現実にはギャップがあるようです。
「母の日は子どもとか意識するが、父の日はないね…」（街の人）
ちなみに、半数のお母さんが「父の日を負担に感じたことがある」と回答。
その理由は、「何をプレゼントしたらいいか分からない」がトップでした。
「父の日」のアンケート 何が欲しい？
さらに、アンケートではこんなデータも。
753円。一体、何の数字かというと…
今年の「母の日」と「父の日」にかけた、平均予算の差額です。2021年に比べて、差は縮んだものの、まだまだ、母の日にはかなわないようです。
「普段、服を買わないから洋服をプレゼントしたい。好みが合うかなと迷う。父が高齢なので1人では買い物に行けないので私が選んであげようかな」（街の人）
でも、ちょっとうれしくなる調査結果もあるんです。
日本生命の最新のアンケートでは、「今年はプレゼントを贈る」という人が増えているそうで、理由は、1位が「コロナで家族の大切さを知ったため」で、2位が「今年は直接会うため」でした。
日本生命の担当者は、「コロナ禍で去年は、会えなかった人が今年は会える環境になり、プレゼントを贈る人が増えたのではないか」と分析しています。
そして、お父さんたちに「欲しいもの」を聞いたところ、「手紙・メール・絵」が上位に来ました。
「小さい頃は、絵を描いてもらったが、大きくなったらないから寂しい。気持ちがあればなんでもいいです。物じゃないと思うから、気持ちだと思う」（街のお父さん）
(6月15日15：40～放送メ～テレ『アップ！』より)
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