猫250匹以上…世話できない“多頭飼育” 崩壊 繁殖止まらず 愛知・岡崎市

 国内最大規模の猫の「飼育崩壊」が起きていました。

 愛知県岡崎市で、250匹以上の猫が飼育できない状態になっている問題で、猫は、ここ数年で急激に増えていたことが新たにわかりました。

 6月上旬、岡崎市の住宅で撮影された映像。

 250匹以上の猫が、トイレの清掃もされていない劣悪な環境に置かれていました。

 12日、その現場を訪れてみると…。

 「こちら建物の3階部分には、かなりの数の猫が飼われていました」
 (柳瀬晴貴記者)

 この場所で起きていた状況、それは…。

 この住宅では繁殖のため、ブリーダーの男性が猫を飼育していましたが、5月、体調を崩して入院。

 それ以降、250匹以上いる猫の世話ができない状態になっていました。
 飼育していたのは男性のほかには、パートの従業員が1人だけ。

 現在はボランティアによって猫の飼育状況も徐々に改善しつつあるといいますが…。

 「もともとブリーダーで、避妊とか去勢手術をしていない状態で。子猫が、この時期すごく生まれる」
 (ボランティア)

 繁殖が止まらず、中にはこの日、生まれたばかりの子猫も。

 岡崎市によりますと、ブリーダーの男性は市に対して、飼育数を60匹と申請していて、3年前に衛生面などの指導で、この住宅に立ち入り調査を行った際には、多頭飼育崩壊が懸念される状態ではなかったといいます。

 猫は、ここ数年で急激に増えたとみられ、岡崎市では、12日までに立ち入り調査を3回行い、従業員や男性の親族に指導を行いました。

 「猫がみんな幸せになるように、里親を探してあげられたら」
 (ボランティア)

 ボランティア関係者は、状況が落ち着き次第、猫の飼い主を探していきたいとしています。(14日17:50)

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