宣言が解除されてから東京都内で初めての集団感染です。東京都内の病院で職員ら9人の感染が確認されました。

 21日、東京の武蔵野中央病院の職員1人の感染が確認されました。その後、濃厚接触者だった同じ病棟に勤務する職員2人の感染も確認。さらに同じ病棟内の患者と職員、合わせて18人にも発熱やせきなどの症状が出ているのです。そして、28日に新たに職員1人と患者5人が陽性だったことが分かりました。これで合わせて9人が感染したことになり、東京都では緊急事態宣言が解除されてから初めての集団感染となりました。都は、すでに厚労省に対してクラスター対策班の派遣要請を行っています。
 一方、福岡県北九州市でも福岡県が39県の1つとして緊急事態宣言が解除されてから2週間。北九州市では第2波が懸念されています。北九州市では先月1日の21人をピークに先月30日から23日間、新たな感染者ゼロの日が続いていました。しかし、今月27日までの5日間で22人の感染が確認されたのです。クラスターは発生していないということですが、市はクラスター対策班の派遣を要請。専門的な助言や協力をしてもらうといいます。
 そして、先週辺りから再開し始めたばかりの43の屋内施設の再休館が決まりました。その1つ、九州鉄道記念館では、ようやく25日に約3カ月ぶりに再開したばかり。まさに多くの鉄道ファンが喜んだのもつかの間、再び28日から休館です。第2波を食い止めるための苦渋の決断。北九州市の観光名所「小倉城」も休館。わずか2日間の再開でした。
 千葉県では、千葉西総合病院が第2波に備えて新たに日本では初めてとなる独立した新型コロナウイルス患者専門の病棟を作りました。すでに感染者を受け入れています。これは看護師が撮影した病棟内の様子です。現在の病棟は軽、中症者用で発案から、わずか3週間余りで作ったといいます。6月中には重症者用の病棟もでき上がり、全部で30床になる予定です。院長によりますと、専門病棟を作ったのは入院患者や医師、看護師など関係者14人が感染したこともあったといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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