茨城県の入管施設で暴行を受けたなどとして、クルド人の男性が国におよそ1100万円の損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は国に対し22万円を支払うよう命じました。
訴状などによりますと、トルコ国籍のクルド人、デニズさん(44)は2019年、収容されていた茨城県牛久市の東日本入国管理センターで職員から暴行を受けたなどとして、国に対しておよそ1100万円の損害賠償を求める裁判を起こしていました。
東京地裁は20日の判決で「職員は後ろ手に手錠をされた状態のデニズさんの両腕を1分以上持ち上げ続けた」と指摘しました。
そのうえで、「合理性、相当性を欠くと言わざるを得ず、違法であると認められる」などと指摘し、国に対し22万円を支払うよう命じました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize