岸田首相が爆発物を投げつけられた事件で逮捕された24歳の男が、年齢を理由に選挙に立候補できないのは不当だとして、国を訴えていたことが分かりました。
兵庫県川西市の無職・木村隆二容疑者(24)は、4月15日、和歌山市の漁港で岸田首相に爆発物を投げ込み、演説を妨害した現行犯で逮捕され、黙秘を続けています。
木村容疑者は、年齢要件や供託金制度を理由に去年7月の参議院選挙に立候補できなかったのは不当だとして、国を相手取って裁判を起こしていたことがわかりました。
去年11月の1審で神戸地裁は請求を棄却していて、木村容疑者は大阪高裁に控訴しています。
さらに木村容疑者は去年9月、地元選出の大串正樹衆議院議員に、「法改正してほしい」と話していたことが分かりました。
一方、事件現場の漁港では、警察が朝から海の中を捜索しています。
捜査関係者によると爆発した筒は現場からおよそ40メートル飛んでいて、漁港関係者によると現場にはナットが散らばっていたということで、警察は爆発物の殺傷能力を調べています。
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