北野武監督、イタリアの映画祭で生涯功労賞 現地入り叶わず「今度は新作を持ってお礼に」

北野武監督が現地時間4月29日、イタリア・ウディネで開催の『ウディネ・ファーイースト映画祭』で生涯功労賞である「マルベリー賞」を受賞した。日本からオンラインで出席した北野監督は「素晴らしい賞をありがとう」と感謝の言葉を送った。

同映画祭には、現地入りして出席する予定だったが、新型コロナウイルスやロシア軍のウクライナ軍事侵攻、自身の体調などを考慮して断念した。成田空港に行き、タキシードも新調したものの家に引き返すことになった。

北野監督は「映画祭に行くのを(ロシア軍の侵攻など)で邪魔されたくないと思っていましたが、歳もあってか疲れが出てしまった。映画の製作の編集の時期でもあるし、今度は新作の映画をもってお詫びとお礼を言いに行きたいと思っています」とメッセージを送った。

また、本映画祭の代表、サブリナ・バラセェッティ氏は「北野武監督の熱狂的なファンはイタリアにいます。ウディネは北野武監督にとっての第二の故郷と思って頂ければ幸いです。この賞を北野武監督に授与することに誇りを感じています」とコメントを寄せた。

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