今年1月、走行中のJR宇都宮線の電車内で喫煙を注意してきた男子高校生に殴る蹴るなどして大けがをさせたとして、傷害や強要などの罪に問われた男の裁判で宇都宮地裁栃木支部は19日、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
傷害や強要などの罪に問われたのは、元ホストクラブ従業員の宮本一馬被告(29)です。
判決によりますと、宮本被告は今年1月23日正午過ぎ、JR宇都宮線を走る電車内で男子高校生=当時(17)=に電子たばこによる喫煙を注意されたことに腹を立て土下座をさせた上、自治医大駅のホームで殴ったり蹴ったりして顔の骨を折るなどの大けがを負わせたとしています。
19日の裁判で片山憲一裁判長は「被告の常識外の行動に端を発し、約5分間にわたって一方的に執拗(しつよう)な暴行を加えた動機や経緯などに酌量すべき点はなく、非常に悪質」と指摘し、懲役3年の求刑に対し懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
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