「再配達」利用する側が持つべき意識とは? “お得”に削減できるサービスも今春スタート【解説】|TBS NEWS DIG

コロナ禍で増加した宅配便の数、そして再配達。私たち、利用する側も物流に負担をかけない意識を持つ事が必要になってきています。

■4月は「再配達削減PR月間」 集合住宅向けにオートロックが解除できる置き配システムスタート

上村彩子キャスター:
国土交通省は4月を「再配達削減PR月間」としています。
日時指定や置き配だけでなく、最近ではコンビニ受け取りも可能となりました。さらには配達の数をそもそも減らすために、まとめ買いなども呼びかけています。
そんな中、再配達をお得に、そして上手に削減できるようなサービスも登場しています。

【Yahoo!ショッピング “おトク指定便”】
2023年の春からスタートしています。配達日を通常よりも遅く指定することでポイントが付与されるのですが、1日ずつ遅くなると付与されるポイントもどんどん増えます。遅く届いてもいいもので、ポイントがもらえるのはありがたいですよね。

さらにコロナ禍で置き配も増えて、こんなことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?集合住宅だと…

・そもそもオートロックで不在のときは家の前まで来てもらえない
・宅配ボックスがあっても空いているボックスがなく、結局再配達になってしまう

このような悩みを解決するために、4月から新しいシステムが始まっています。

【集合住宅向けシステム“ココ配”】
荷物に貼り付けられたバーコードを専用の機械で読み取らせると、通行キー代わりになります。そうすれば、集合住宅でもオートロックが解除できて置き配が可能になるというものです。

■“2024年問題”の切り札に?法整備が整えば自動配送ロボット1人での走行も

便利なサービスも登場していますが、物流業界で心配されている“2024年問題”というものがあります。

ドライバーさんの労働環境の改善のために、2024年4月から時間外労働を上限、年間960時間までとするものです。長時間労働がなくなるのはいいことだと思いますが、懸念されているのが、労働時間が減ることで収入も減ってしまうと人手不足に陥るのではないかということです。これにより輸送量も減ってしまうのではないかと危惧されています。

こうした中、期待を寄せられているサービスがあります。

【楽天のロボットデリバリーサービス】
地図データをもとに自動走行。時速6キロほどで走行が可能なので、大人の早歩きと同じぐらいのペースになります。暗証番号を入れて扉を開けることができるようになっており、暗証番号を入れると「ロックが解除されました。左・右の扉を開けてください」と音声が流れます。

お米やお茶など、重いものも運ぶことができるようになっています。買い物カゴ4個分も入れることができるということで、容量としては大きいです。すでに茨城県つくば駅周辺で今稼働中ですが、まだ半径2キロ以内になっています。

井上貴博キャスター:
AIで、自動で目的地まで行く?

上村キャスター:
地図のデータから、自分でルートも決めて行くことができるようになっています。そして到着すると通知が来るので取りに行くというシステムです。

スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
ロボットのみで走っているんですか?

上村キャスター:
今は付き添いの人が必要にはなっているのですが、改正道路交通法が4月1日から施行されるので、遠隔操作など条件が整えば公道でも自動走行が可能となりました。だから、ロボットのみで走行しているのを4月以降は所々で見られるようになるかもしれません。

ホラン千秋キャスター:
扉を閉めると顔みたいになっていて、顔の上にいっぱいカメラが付いているので、おそらく障害物などを避け、物にもぶつからずに安全に届けることができる技術が満載ですね。

井上キャスター:
タイヤも大きめなので段差もいけそうです。あとは事故のときなど、ルールをどうしていくのかということなのかもしれません。

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