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救急の日を前に救急医療週間イベント(日南市消防本部主催)が、サピア日南ショッピングセンターで8月28日に行われました。
始めに、日南サンフレッシュレディーの有衛理菜さんに一日救急隊長が委嘱(いしょく)され、啓発活動として、救急に関するパンフレットなどを買い物客に配布しました。
そして、心肺蘇生法の講習が行われ、参加した市民は、胸骨圧迫や人工呼吸を救急隊員から説明を受けながら行いました。 また訓練用のAED(心肺蘇生装置)を使い、心電図を解析したり、心肺蘇生を繰り返していました。
このほか、救急車の車両見学があり、子どもたちは救急隊員に質問をするなどして関心を持って見学していました。
日南市消防本部によると、2012年8月1日現在まで、日南市内の救急出動件数は1174件で、うち搬送や入院を必要としない軽傷は、606件もありました。
柳沼消防長は「実際に救急に面した場合は、先ず救急車を呼んで頂き、その前に出来ることを自分たちでやって頂きたいことがある。(今後も)機会を捉えて救急の日のイベントにお越し頂きたい」と話していました。
ここ10年、日本の人口が減少傾向の中、救急出動件数は約30%増えており(2010年は、546万件出動)、2030年には600万件を超える見込みです。
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