【業者の男逮捕】ロードサービスで“ぼったくり” トラブルにつけ込み“高額請求”

車のトラブルを解決してくれるロードサービスで、悪質な業者による“ぼったくり”被害が相次いでいます。その手口は、車のトラブルという焦りや不安につけこんだ悪質なものでした。

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自営業の斉藤竜也容疑者（42）が、自身の仕事での“ぼったくり”に関連した容疑で17日に逮捕されました。

去年6月の深夜、三重県在住の20歳の女性はバッテリーが上がってエンジンがかからないトラブルに見舞われました。大手ロードサービスは受け付けが終了している時間で、途方にくれた女性がネットで見つけたのは「車のトラブルお任せください」「最速かけつけ最短10分」「基本料金3480円～」などとうたう業者でした。

ホームページに載っていた連絡先に電話をかけると1人の男が訪れ、「大丈夫ですか。大変でしたね」と声をかけました。この業者の男が斉藤容疑者でした。

親切な対応だったといいますが、請求書に記載されていた金額は10万4500円でした。驚く女性に対し、男は「保険がきくから大丈夫です」と話したといいます。しかし、保険が全額おりることはなく、請求書に「クーリングオフはしません」と書かされたというのです。

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被害を受けた人は他にもいました。去年、レッカー移動を依頼した愛知県在住の男性に話を聞きました。

愛知県内の男性（50代）
「腹立ちましたね」

男性が見せてくれた請求書に記載されていた金額は29万8412円で、担当者の欄には「斉藤」の文字が書かれていました。この男性も、斉藤容疑者が関わったとみられる業者に依頼していたのです。

愛知県内の男性（50代）
「最初にスパッと見積もりを提示してもらえれば、仕方ないなという面もあったんですけど、後からどんどん、どんどん追加するのが…」

交通誘導のための発炎筒の費用や「危険作業料」などの名目でどんどん上がっていった金額。最終的に依頼したはずのレッカー移動はされなかったといいますが、男性はクレジットカードで料金を支払いました。その後、弁護士などに相談し、業者と交渉した結果、支払った分は返金されたといいます。

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いずれのケースも、車のトラブルという焦りや不安につけこんだ悪質な手口でした。

逮捕前の13日には、家から出てくると駐車場に止めた大きな車に乗り込み、どこかに電話をかけている斉藤容疑者の姿がありました。

認否は明らかにされていませんが、警察は携帯電話などを押収し、売り上げなどを調べています。
（2023年3月17日放送「news every.」より）

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