国会に一度も出席せず、参議院で15日に除名処分となったガーシー前議員。著名人ら対して脅迫を行ったなどとして警視庁が逮捕状を請求しました。
■ガーシー前議員に逮捕状 「一生帰国しない」
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「すごい国やわ日本は。これで一生、帰国しないことを覚悟できました」
16日、ガーシー前議員について、著名人らに対して脅迫を行ったなどとして逮捕状が出されました。
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「すごい国ですわ。名誉毀損で国際手配をかける国なんて日本だけちゃう。俺が何した?芸能人の暴露しただけ。それが国を揺るがすようなことなん」
ガーシー前議員は去年2月から8月にかけて、動画投稿サイトで3人の著名人らを常習的に脅迫した疑いなどが持たれています。捜査関係者によりますと、複数の著名人から告訴状が出され、受理されていました。
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「警察サイドが無理やり告訴出させているやんか。ほんまにやっていることがむちゃくちゃ。それに乗っかってうれしそうにしている国民もいる。あのタイミングで帰国せんで良かったとほんま思います、3日前。(帰国)する気、満々やったからね俺は。もうほんまに腐った国やと思いますよ」
今回の逮捕状について、警察だけでなく参議院本会議で除名されたことについても批判を繰り返しました。
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「今回、国がやった除名というのは完全に民主主義を否定している。無理やり除名をさせた後にすぐ逮捕状って、国と警察が1個になっている、動きが。すごいよね、排除する動きが。よっぽど嫌いなんやろうなと思うわ、俺のこと」
■警視庁がICPO通じ国際手配へ
15日に参議院本会議で除名処分が決まり、国会議員の資格を失い、国会議員の「不逮捕特権」も失ったガーシー前議員。参院選の出馬表明時、立候補の理由の一つに不逮捕特権を挙げていました。
ガーシー前議員:「国会が開かれている間であれば逮捕されない。不逮捕特権があるんであれば胸を張って堂々と日本に帰りたい」
警視庁は関係先を捜索するほか、去年末から複数にわたり、ガーシー前議員に帰国や任意の出頭を要請していました。逮捕状が出され、今後の捜査はどう進むのでしょうか。
元検事・亀井正貴弁護士:「警視庁や警察庁が外務省に要請を掛けて外務省、外務大臣から旅券の返納命令を出し、ガーシー前議員に送達される。(返納命令の)効力が発生したら海外で滞留する資格を失い、強制送還される。(滞在国と)日本の警察が連携しながら逮捕令状を執行するという流れになる」
警視庁は今後、ICPO(国際刑事警察機構)を通じ、国際手配する方針だといいます。
■「引っ越しする」 ガーシー前議員“不満爆発”
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「インターポールで指名手配されているのって、テロリストとか殺人犯だけやで、ほんまに。よっぽど俺のことつぶしたいんやろうな」
元検事・亀井正貴弁護士:「国際手配すると思う。ガーシー前議員は逃亡の恐れが見えているから。警察の捜査を挑発し、世間を挑発するような言動をして悪質だとみられたと思う」
ガーシー前議員は現在、ドバイに居ると思われます。
ガーシー前参議院議員(16日配信の音声):「先に言っておきます、心配せんでも日本に帰らんから。そんな窮屈な世界に帰りたいと思いません。きょうね、この後、家に帰ってシャワー浴びて、準備して引っ越しします。念のため。引っ越し先は誰にも言わない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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