参議院の本会議で15日午前、政治家女子48党のガーシー議員に対する「除名」処分が決定した。
国会議員の除名は1951年以来で、ガーシー氏は当選以来、一度も国会に出席しないまま、議員の身分を失った。
尾辻参院議長「懲罰を宣告いたします。ガーシー君を除名する」
午前10時からの本会議では、鈴木宗男懲罰委員長が、懲罰として最も重い除名を科すとした、委員会での審議について報告した。
また、欠席のガーシー氏に代わり、同じ党の浜田議員が弁明を行い、その後、採決が行われた。
除名には、出席議員の3分の2以上の賛成が必要だったが、与野党各党の賛成で可決された。
2022年7月に初当選したガーシー氏は、海外に滞在して1度も登院しないまま、議長の除名の宣告をもって議員の身分を失い、議場の席を示す「氏名標」も撤去された。
自民党・世耕参院幹事長「明確に参議院としての意思をほぼ全会派一致した形で表明することができた」
立憲民主党・田名部参院幹事長「除名というのは当然だろうと」
政治家女子48党・浜田政調会長「国会議員として活動してほしいと努力をしてきたが、それができなかった。力不足で申し訳ありませんでした」
国会議員の除名は、72年前の1951年以来のことで、今の憲法の下で3人目、理由が国会欠席であるのは初めて。
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