名門バレー校 顧問が暴行 部員の髪つかみ ボールを顔に

全国大会での優勝経験もある千葉県の名門・市立船橋高校の男子バレー部の顧問が、部員への暴行容疑で逮捕された。

27日午後4時ごろから、船橋市の教育委員会や校長らが記者会見を開き、事件について謝罪した。

船橋市教育委員会・松本淳教育長「被害に遭われた生徒およびご家族の方々、また関係者の皆さまに対し、深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」

逮捕されたのは、長年、男子バレーボール部の監督を務めてきた石井利広容疑者(60)。

2022年11月18日の夕方、体育館での練習中、男子部員がミスをしたことに腹を立て、髪の毛をわしづかみにして引きずったり、ボールを何度も顔に投げつけるなどの暴行を加えた疑いが持たれている。

市立船橋高等学校・津田亘彦校長「体罰は今の時代にそぐわないという共通認識は教員全員が持っていた。時代も変わってきているし、生徒の気質も変わってきていると認識していた。力で無理やり指導することはできないということは、生徒にも保護者にも話していると言っていた」

石井容疑者は1985年に実習助手として市立船橋高校に採用され、その後、教諭として35年間勤めているという。

バレーの名門校としても知られている市立船橋高校だが、校舎を見てみると、バレー以外も名門で、野球、ダンス、そしてサッカーなどの垂れ幕もかかっている。

男子バレー部もかつては全国大会に何度も出場し、優勝経験もあるが、2022年はインターハイ出場を逃している。

市立船橋高等学校・津田亘彦校長「以前と比べると優勝から遠ざかっているのは事実」

事件が起きた2022年11月は、千葉県予選が近づいている時期だった。

事件はバレー部の関係者から寄せられた、「顧問から部員が暴行・暴力を受けている」との通報で発覚。

警察の捜査で容疑が固まり、27日の逮捕となった。

警察は石井容疑者の認否を明らかにしておらず、ほかにも同様の体罰がなかったか調べている。

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